HOME > まもるくん物語 > 第六話

まもるくん物語 第六話

(10)ノロウイルス大流行

僕はMAMORUKUNです。平成18年12月はこれまでになくノロウイルスが猛威を振るいました。僕を愛用してくださる高齢者施設や保育園さんは神経を尖らせていました。ノロウイルスの流行の時期は1月から3月と相場が決まっていたのですが。僕も及ばずながらお役に立つことができました。

ノロウイルスは日本では河川で繁殖したウイルスがカキや二枚貝などの貝類などに付着して、人体に入り、人体内で繁殖し、下痢や嘔吐などの胃腸症状を引き起こします。とにかく感染力が強く、潜伏期間は24時間から48時間と言われています。大体3、4日でお元気な方は良くなるようです。このウイルスは塩素系でしか除菌できずアルコール系では効果がないそうです。ほとんどの施設では次亜塩素酸でフロアーを清掃したりして予防に力を入れておられます。でも次亜塩素酸で室内に浮遊する菌を除菌することはできません。そこで登場するのが僕MAMORUKUNです。僕の除菌率テストの考察に「噴霧という特殊な使用方法に限定した能力を判定するため、可能な限り通常の使用される状態を再現し能力判定を行った。」とある通り除菌力には自信があります。何しろ大腸菌100%、黄色ブドウ球菌99.4%、緑膿菌99.7%の除菌率を誇り、SARS菌さえも増殖を抑制したという公的データもあるのです。それでは僕の使い方を詳しくご説明しましょう。その前にお願いがあります。普段から僕を使っていただきたいのです。いつも室内を除菌していますので例えウイルスが持ち込まれても除菌体勢が整っていますから効果が大きく違うのです

先ずはノロウイルスを発生させないためには、

@魚介類や生野菜を加熱処理して食卓に出すことです。そして大切なことは
A手洗いやうがいの励行です。手洗いは帰宅された時、トイレの後、食事前に必ず実行してください。手洗いの後に僕を使って除菌してください。
Bノロウイルスの疑いがある方が嘔吐した場合は塩素系の消毒剤か僕で速やかに除菌し処理してください。その際マスクをしてゴム手袋をすることを忘れないでください。そして浮遊菌を除菌するために周囲を僕で噴霧してください。排泄物も同じようにして処理してください。
Cヘルパーさんはオムツの介助ごとに手を洗い、ゴム手袋を交換し、僕で除菌してください。
D手すりやドアノブも忘れずに僕で除菌してください。
E室内を除菌する時は1畳当り5回以上噴霧してください。患者さんが出た場合は噴霧する頻度を上げ、2〜3時間おきに噴霧を繰り返してください。
F食器や調理器具は使用前、使用後に流水での洗浄か、200ppmの次亜塩素酸ナトリユム溶液でふき取ってください。そして調理や配膳に関わっている方たちの手洗いを徹底させてください。
G食堂用テーブルなどや食べこぼしなどを掃除後こまめに僕で除菌しふき取ってください。
H施設や保育園では職員の体調を管理し、胃腸症状や風邪の症状があれば思い切って休ませてください。そして完全に直るまで出てこないようにすることが大切です。日本人はまじめですから少し良くなると直ぐに出てきますから。職員さんも休む勇気を持つことです。
I施設などで入居者に発熱、下痢、嘔吐などの症状が見られたら、直ぐに専任の職員体制にしてください。その職員は他の職員や高齢者に接触しないように配慮することです。入居者さんは直ぐに医師の治療を受けさせてください。

最後に僕のお勧めの予防方法をお教えしましょう。先ずお出かけの際はマスクの内側に僕を噴霧して菌をガードする。そして帰宅時に僕で手指消毒する。それから100ccのお水に僕を2〜3回噴霧して口をすすいでください。これから流行するインフルエンザの予防にもいいと思います。

<< 第五話へ | 第七話へ >>