快適生活研究所情報 2024年9月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
「まもるくん」は「除菌習慣を身に付けるためのパートナー」です
(1)平和が遠のく気がしてなりません。原爆平和記念式典に思う。
「ふるさとの街焼かれ 身寄りの骨 埋めし焼け土に 今は白い花咲く ああ許すまじ原爆を 二度と許すまじ原爆を われらの街に」(原爆を許すまじ)
私は広島県の瀬戸内海に面した所で育ちました。今もこの歌が忘れられません。何故なら小学校低学年の頃、ほぼ1週間に一度は全校生徒が集まる朝礼で歌っていたのですから。だから「原爆の恐ろしさ」が身に染みています。「国を守るために」戦争をした結果は悲惨なものでした。街には孤児が溢れ、両親とたまに蒸気機関車で広島に向かうと車内で薄汚れた服を着た孤児達が2,3人傍に来て「おばちゃん食べるものをちょうだい」とせがむのでした。おふくろが持ってきたおにぎりを分け与えていた姿を今も鮮明に覚えています。今年第79回の原爆平和記念式典を迎えましたが、毎年のことですが、その頃の記憶が蘇ってきます。戦争でいいことは何もありません。犠牲になるのは弱い立場の人々です。幼い子供や女性達です。ウクライナやガザを見れば分かることです。そして台湾有事と声高に煽り、その時日本は巻き込まれると主張する一部の人たちは決して戦争の前面に立つことはありません。戦争によって平和はもたらされません。抜き差しならぬ恨み、憎しみが生まれ、新たな戦争の火種を作るだけです。イスラエルと中東諸国との長い戦いの歴史を見るとよく分かります。孔子は2千数百年前に「己の欲せざる所を人に施すなかれ」と説きましたが、今の中国のリーダーは理解しているのでしょうか。また「殺すなかれ」と普遍的な真理を説くユダヤ教、キリスト教、正教会ですが、ロシアもイスラエルも西欧諸国のリーダー達もそれを守ろうとはしません。情けないことですが「歴史に学ばない、同じ間違いを繰り返す」のが我々人間です。これは悲しい事実です。何故なのか?私はよき師や良き教えに出合っていないからだと思います。たとえ出会っていても、それが「人が生きる上で一番大切なことで、第一に守らなければならないこと」だと気が付かないのではないでしょうか。「魂をゆさぶられるような強い心の体験がない」からではないでしょうか。それがあれば「自分の命も他人の命も軽んじることはないし、ないがしろにはしない」と思います。
(2)南海トラフ巨大地震注意報に思う
結果的に何も起こらず、危機感を煽っただけに終わりました(気象庁のHPにも「地震の予測は難しい」とありますし、「地震を予知する情報はデマと考えていい」と掲載されています)。その影響は大きく石油ショックを想起させるもので、ミネラルウォーターやお米がお店の棚から消え、私達を困惑させました。報道の数日後、あるミニスーパーを覗くと、ミネラルウォーターの在庫は1.5L入りのものがあるだけで(価格は何と2,300円)さすがに買う人はいないようでした。お米の値札は2,800円とこれまでにない価格になっており、それでも品切れとなっていました。最近は毎日僅かずつ入荷するそうですが、依然潤沢に入荷する見通しは立っていません。日本は減反政策を取り続けて生産を押さえ、そのつけが今来たということでしょう。ちなみに昨年の作柄は101と平年並みで、消費量も海外からの観光客が増えたとはいえ、棚から消えるほどではありません。2年前の5月末の民間在庫は年間消費量のほぼ3分の1の204万トン、卸など販売段階にある在庫は35万トンでした。このデータを見る限り、有り余る在庫がどこかに眠っていると思われます。誰かがこれを策し、品不足をもたらしていると私は感じます。