快適生活研究所情報 2022年12月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)「まもるくん」はベストセラー商品。
私は昔から浅田次郎さんの小説が好きで、ほぼ全てを読みつくしています。昨年秋に「おもかげ」という本に出合いました。同じ本を読み直すことはこれまで一度もありませんでしたが、この本だけは違いました。この本は自分の体験と重ね合わせて読むことが出来たこと、そしてこれまで以上に文章の美しさや表現力の巧みさがあり(作家が言う神様が下りてきたような)、3度目には感銘を受けた表現にボールペンで線を施しながら読んでいます。個人的にこの本は数ある浅田作品の中でナンバーワンだと思っています。
この本は65歳定年を迎えた竹脇正一が会社の送別会の帰途、勧められたタクシーを断って、いつも通り、通勤で使っている地下鉄に乗り、車内で脳梗塞?で倒れ、救急搬送されることから始まります。突然正一の死に直面した家族や友人たちの思いや後悔、覚醒した精神の中で不思議な女性二人との出会い等正一が此岸と彼岸を行き来する様子も実に見事に描かれていて、一体この人達は正一とどんな関係があった人達なのだろうかと思いをめぐらし、今もはっきりした答えが見つかりません。浅田ファンの方は是非読んでみてください。
さて、この作品の中で、正一が娘婿から缶コーヒーを手渡された時、こう言うのです。
「ベストセラー商品というのは大勢の人が買うんじゃない。一部のハードユーザーが毎日買うのだって」これを読んで「まもるくん」はまさにそんな商品だなと実感しました。最近お客さんから「まもるくんは本物志向の商品ですね」と言われます。そして10年以上前にネットで購入して下さったお客様から「まだやっていますか」と言って再度購入してくださいました。嬉しいですね。
(2)コロナウイルスが第8波に突入しました
専門家の予想通り第8波が始まりました。今回から感染者情報は「全数把握」を簡略化し、医療機関や保健所が情報一元管理システム「HER-SYS(ハーシス)」に入力した値を用いています。従って11月23日一日約13万人ですが、実際には20万人近い感染者が出ていると思われます。特に北海道や東北地方の感染者が目に付きます。それは冬に入り寒くなったため、換気が十分に行われていないためのようです。絶対数が増えているので、重傷者や死者が増えています。油断せずに継続的に基本的な対策をとることが肝要だと思います。
ここにきて塩野義製薬から日本初となる「ゾコーバ」が開発され厚生労働省が認可しました。
「塩野義製薬が開発した新型コロナの飲み薬について、厚生労働省の専門部会は、初の国産飲み薬として緊急承認した。加藤厚労相「国内企業が製造販売する薬品でもありますから、安定供給の観点からも、今回の承認には大きな意味があるものと考えております」「緊急承認」されたのは、塩野義製薬が開発した新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」。「ゾコーバ」は、新型コロナの感染初期に1日1回、5日間服用するもので、臨床試験では軽症や中等症患者の発熱、喉の痛み、咳(せき)、倦怠(けんたい)感、鼻づまりなどの症状が軽減されたという。12月初めに、医療機関に届けられる予定。塩野義製薬は2022年7月、「緊急承認制度」の初めての適用を求めて申請していたが、治験のデータが不十分として、承認が見送られていた。」
国民皆が待ちに待った国産経口治療薬!コロナもインフルエンザ並みになる日が近いのではと期待されます。