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快適生活研究所情報 2022年10月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)エリザベス女王逝去に思う。

47年前1975年5月ご主人のフィリップ殿下と来日され、近鉄特急で伊勢志摩に向かわれるお姿を偶然奈良西大寺近くの踏切で見かけました。にこやかに窓辺から手を振っておられました。まるで童話に出てくる白雪姫のように優雅で美しかったです。労苦が容姿に顕れず、むしろそれを糧にして洗練された方だろうと思いました。客観的な幸不幸とは無関係で、ご自身が国民に尽くすという覚悟、使命感で、周囲のあらゆることから自らを律しておられた方ではないでしょうか。それを考えると少し切ないですね。この上なくエレガントな素敵な女王陛下でした。お亡くなりになると私にとってとても貴重な思い出になりました。

(2)稲盛和夫氏逝く。

一代で京セラという会社を興し、世界に誇る大会社に成長させたばかりか、倒産しかけた日本航空を2年で立て直した不世出な偉大な経営者でした。盛和塾で多くの若手経営者を育てられました。彼はこう言っています。
「人生で一番大事なものはどんな環境にあろうとも真面目に一生懸命いきること。……ただ一つだけ自分を褒めるとすればどんな逆境であろうとも不平不満を言わず、今目の前に与えられた仕事、それが些細な仕事であろうと全身全霊で打ち込んで、真剣に一生懸命努力を続けたことです。・・それともう一つは、人間は常に「自分がよくなりたい」という思いをもっていますが、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいと言うことを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです。いくら知性を駆使して策を弄しても、自分だけよければいいという低次元の思いがベースにあるのなら、神様の助けはおろか、周囲の協力も得られず、さまざまな障害に遭遇し、挫折してしまうでしょう。「他に善かれかし」と願う邪心のない美しい思いにこそ、周囲はもとより神様も味方し、成功へと導かれるのです。

(3)食品添加物にどう向き合えばよいか。予防医学指導員若尾洋祐氏。(1―2)

近年3人に一人は癌で死亡していると言われています。癌の原因の一端に食生活があることは否定できません。美味しいものが世の中にあふれていますが、この豊かな食環境は様々な食品添加物によって成り立っていると言えるでしょう。私の子供のころは保存性よりも天然のものを食べ、衛生面を気にしていました。しかし衛生環境が整うと、出来るだけ安く、大量に、長期間保存が効くものが販売されるようになりました。そして美味しそうに見せることが求められるようになり、多種多様な食品添加物が用いられるようになりました。スーパーやコンビニで食品添加物が使用されていない食べ物を見つけだすことは困難でしょう。勿論食品添加物を食べたからと言って直ぐに病気になるわけではありません。しかしこれらは不自然なものであり、体に良くないことは誰でも分かっています。長期にわたって食べ続ければ体に必ず悪い影響をもたらすと思います。癌は発見出来る大きさになるのに15年から20年かかると言われています。50歳で癌になった人は30歳の頃から食生活に何らかの問題があった可能性があります。若尾先生は一消費者の立場で10年近く研究されて得た情報から極力口にしない食品を私たちに提言してくれています。「調味料、レトルト食品、インスタント食品、お菓子、ジュース、酒類、冷凍食品など食品添加物が沢山使われているもの。弁当、総菜、パン、チーズ、かまぼこなどの練り製品は沢山の食品添加物が使われていて、買いません。私が買ってもいいと思うものは野菜、養殖でない天然の魚、国産の肉、乳製品ではヨーグルトくらいです。缶詰では例えば水煮しか買いません。料理に不可欠な調味料は成分表をチェックし出来るだけ質のいい本物を買うようにしています。