快適生活研究所情報 2021年10月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)新型コロナウイルス感染者が急速に減少していますが???
ガバナンス研究所の上昌広先生(元東京大学医科学研究所特任教授)が以前から季節要因とおっしゃっていましたが、感染者が急速に減少しています。先生の予測ではこの冬場には、かなり大きな第6波が来るそうです。それが本当なら、それまでに医療体制の再構築を進めなくては間に合いません。次期総理になる方は、総裁選挙で浮かれている場合ではないと思います。
この春まで英キングス・カレッジ・ロンドンの教授を務め、5月に日本の大流行を見て支援をしたいと帰国された渋谷健司医師は(現在故郷の福島県相馬市の新型コロナウイルス・ワクチン接種メディカルセンターセンター長)「保健所の職員が自宅療養の患者さんを観察し、入院が必要かどうかを判断するなんて無理です。最初から医療にかからなければ症状の急変には対処できません。酸素ステーションの設置も、後手の対策を象徴している。酸素が取り込めなくなった人に、酸素だけ投与して回復するわけがない。入院してきちんと治療しなければなりません。ネックとなっているのは病床不足で、大規模な専門病院が必要なことは昨年からわかっていたこと。お手上げになったら患者を自宅放置なんて、あり得ないくらいひどい話です」とおっしゃいました。過去から学び同じ失敗を繰り返すことがないよう切に望みます。
(2)自民党総裁選挙に見る感染対策
現在行われている総裁選挙。4候補共に国民が切実にコロナウイルスを何とかしてほしいと願っているというのに、どの候補もウィズコロナで、ゼロコロナの候補者がいらっしゃらないのは残念です。これでは結局緊急事態宣言頼りで、抜本的な解決にはなりません。個人的には特効薬が開発されるまでは、ゼロコロナを目指して対策を打ち出して頂きたいと思います。
(3)コロナの影響が及ぼす我々への影響
中国、東南アジア等サプライチェーンが従業員のコロナ感染で工場閉鎖になり、大変なことが起こっています。先ず世界的に半導体不足が起こり、車の生産に大きな影響を及ぼしています。恐らく今注文しても半年待ちになると思います。ファミレスのサイゼリヤでは輸入チキンが同じ理由で品切れになっています。セブンイレブンの超売れ筋商品「から揚げ棒」は関西では品切れで、いつ入るのか分からない状態です。いずれも生産地タイでコロナウイルスの感染拡大により工場が操業停止しているためです。このように輸入食品が次々に品切れ状態になりつつあり、引いては物価上昇につながるのではないかと心配されます。一部には「スタグフレーション」を懸念する声が上がっています。最近コロナの後遺症でブレインフォグ(頭脳が霧にかかったような状態になる)になり、退職を余儀なくされる若い人が増えているそうです。9月25日現在新型コロナウイルスによる世界の死者は474万人(これは北海道の9割の人口)、感染者は23,151万人となっています。(米ジョージ・ホプキンス大学の集計)そして世界経済に大きな影響を与え続けています。日本は2020年GDP対前年比で-4.8%となっています。
お陰様で弊社は今年創業20周年を迎えました。これからも皆様のお役に少しでも立てるよう新社長の下で頑張りますのでご支援をお願いします。