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快適生活研究所情報 2019年5月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)北海道日本ハムファイターズ 栗山英樹監督の人間性に触れる

野球ファンが待ちに待ったペナントレースが開幕しました。私は小学校1、2年の時、父に当時宇品にあった広島球場に連れて行ってもらったお陰でカープファンになりました。パリーグでは日本ハムに注目しています。その理由は栗山監督の手腕に関心があるからです。大リーグで2刀流で大活躍している大谷翔平もそうですが、約12年前に甲子園を沸かせたハンカチ王子こと斎藤佑樹選手が今年どうなるのかにも注目しています。疾うに戦力外とされてもおかしくない斎藤選手を、この監督は我慢強く育て、彼の復活に懸けています。大谷選手をどう育てたかについてこう話しています。「僕が意識したのは前例がどうだとか、野球とはこういうものだとかいう先入観をいかに自分自身が払拭できるかということでした。真っ白な感覚で大谷という選手を見た時に、投手としても打者としても絶対に世界に通用することは確かでした。僕ごときが自分の感覚で彼の可能性を閉ざすようなことがあってはいけない。決められるのは野球の神様だけだと思ったものですから、技術的なことはほとんど翔平に任せて、僕と球団のGMは、それを削いでしまうような要因を排除することに力を入れました。それに、彼が成長する上では、根っからの野球好きということも大きかったです。翔平には「野球が上手くなりたい。そのためには何でもやります」というはっきりしたスタンスがありましたから、人間学の教えを含めて、彼の成長のために我々はやれる限りのことをしました。だからといって何かを無理強いしたことはありません。必要以上に何かを教えたりすることはしないんです。何かを聞かれた時にこういう方向がいいのではと教えるのです。翔平たち選手たちの成長を見ていると、この指導の方向で間違いなかったという感覚を抱きました。だからその分、僕たち指導者の勉強が欠かせないんです。選手たちより十倍は勉強しないと彼らの成長に追いつけないし、人間的にも成長させてあげることが出来ない。指導者としての僕の課題は自分が人間として大きくなることだと思っています。だからこそ過去千年、二千年の間、様々な苦しみを味わい、それを乗り越えてきた先人たちの教えにも積極的に学んでいるわけです」。「実は僕自身ダメな選手だった時に、ある人によって助けられた思い出があります。入団した年、優秀な二軍選手が何人もいる中で、テスト生の僕は誰からも相手にされませんでしたから。しかし二軍監督の内藤博文さんだけは練習が終わると、「栗、やろうか」とノックを打たせてくれたり、ボールを投げてくれたり、いつも練習につきあって下さったんです。その年の一軍が開幕すると同期で入ったドラフト1位指名の高野が直ぐに開幕投手に選ばれました。悔しくて、さらに落ち込んでいる僕に、内藤さんは「栗、人と比べるな」と一言声を掛けてくださったのです。内藤さんのこの言葉で救われ、その後も野球を続けることが出来たんです。 内藤さんが亡くなる前年、ある喫茶店でお会いできた際、体調を崩されていた内藤さんが、近くにあった箒を持って、監督になっていた僕にバッティングを教えるんですよ。あまり言葉になっていませんでしたが、「内藤さん、俺のことをまだずっと心配してくれていたんだ」と思ったら涙が出てきて……そういう人と出会えて指導者としての基礎を作っていただいたと思っています。 本当に謙虚な方ですね。だからこそプロでは有名選手ではなかった栗山氏が指導者として立派に成長されたのだと思います。


(2)「まもるくん」豆知識 まもるくんは、絹にかけても変色しません

つい最近ある工房の方から、「木材に使っても大丈夫でしょうか。変色しませんか」。とのお尋ねがありました。発売時に絹地でテストしていますので大丈夫ですとお答えしました。