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快適生活研究所情報 2019年3月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)子供は神様からの預かりもの

 また虐待によって千葉県野田市の小学校4年生Kちゃんが亡くなりました。この痛ましいニュースを目にするたびに心が痛みます。何故周囲の人は救えなかったのか?学校、教育委員会、児童相談所などはこのような事態になると予想できなかったのでしょうか?これは児童虐待と同時に殺人です。この事件を通して私たちは何を学んだらいいのでしょうか。子供を慈しみ育てる尊い使命を果たさなかった両親に強い憤りを覚えます。
 人命を守ることに取り組まれた元国連難民救済組織のトップ緒方貞子さんを思い出します。彼女ならどうされるでしょうか。イラクのクルド人の難民がトルコに押し寄せた時、彼らは難民でないから助けることに無理があるという声が多い中、彼女は救援することを決めました。またアフリカのコンゴでも難民キャンプの中でさえも民族間の殺戮が繰り返されるの及んで、難民を守るために国連に軍の派遣を要請しました。しかし部族紛争に辟易している各国は軍の派遣を断ってきました。その時ウガンダ政府に掛け合って軍隊を出させ、訓練してその任務につかせました。「全ての人に自宅で安全に暮らせる権利がある」とおっしゃいました。緒方さんのような人を思いやる心を持った強いリーダーが必要だと思います。人命を守る最後の砦である児童相談所に強い権限と専門性を持った人材を配置してはと思います。専門性を持たない適正を考えない人事異動でこの部署に置くようでは、また対応を誤りこのような事件が起きるでしょう。今回のように父親から脅迫を受けたり暴力的な場合は警察と連携して跳ね除ける勇気を持った人が必要です。
 福沢諭吉は「人倫の大本は夫婦なり。夫婦ありて後に、親子あり、兄弟姉妹あり」と述べています。そして、「一家の主人、その妻を軽蔑すれば、その子これに倣って母を侮り、その教えを重んぜず。母の教えを重ぜざれば、母はあれどなきが如し」とおっしゃっています。家庭で両親の仲が良いと子供は素直に育ちます。両親は人間関係を作る上で身近な手本となります。また「夫婦は対等であり夫と妻を結びつけるものは「親愛」「恭敬」「恕」である」とおっしゃっています。夫婦がお互いに尊敬しあうこと。恕とはお互いの立場に立って許しあうことです。この時代に男女平等を説いた福沢諭吉は凄いですね。それは「新しい日本を作るためには女性もまた一身独立しなければならない」と福沢は思ったからです。
 また昔から「子供は神様からの預かりもの」との考え方があります。ですから慈しみ育てて子供の隠れた才能を見出し、大きくなったら人様の、社会のお役に立つようにと考えるのですが、現在の多くの親たちは子供を自分たちの私物と思っているのでしょう。小さい時は猫可愛がりしますが、言うことを聞かなくなると、「しつけ」と称して力ずくで言うことをきかせようとします。それが極端に走ると虐待になるのです。どうやら根本原因はここにあるのかも分かりませんね。皆さんはどうお考えでしょうか。


(2)「まもるくん」豆知識 色や香りは色々

 時々お電話で「今回の色はおかしいのではないですか」という質問があります。HPにも掲載していますが、それが天然物の証しです。ヒノキ、ヒバは育つ環境が皆違います。山のてっぺんで太陽をさんさんと浴びて育ったものと、日陰で育ったものとでは油性成分の多少の違いが出てきます。同一環境で育ったものを使用しているわけではありません。色の違いや香りの強弱が生まれてきます。(詳しくは弊社HPをご覧下さい)