快適生活研究所情報 2017年10月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)ママが死ぬことを許して欲しい 絶望から希望へ 岸田ひろ実さんの感動のお話し
48年間の人生で3つ大きな転機がありました。一つ目の転機は長男の出産でした。ダウン症と重度の知的障碍がありました。育てる自信がなく私には無理だ。不安が大きくのしかかり、障碍のある子に産んでと自分を責めました。息子が小学校に通い始めた頃、友達から息子がルールを守らないと言われました。ショックでした。息子はそれぐらい出来る、やり方さえ教えてくれれば出来ると思っていました。私は大切なことを教えるのを忘れていました。大切なのは勉強が出来るようになることではなく、どれだけ皆に受け入れられ、愛されるか。その時に「ありがとう」「ごめんなさい」「こんにちは」を教えました。息子を育てる中で、苦労や挫折を沢山経験しました。しかし大切なことに気付かされました。それは人と違っていてもいいという考え方です。むしろ違いがあるからこそ人と違う視点を持つことが出来ました。大切なものや、幸せは人それぞれ違うんだと気が付きました。息子との生活が落ち着いてきた頃、第二の転機が訪れました。夫が急性心筋梗塞で突然亡くなったのです。長女は中2で反抗期真っ只中でした。夫が亡くなる日も喧嘩して「うざい。大嫌い。死んじゃえ」と言われました。夫は私に教えてくれました。人生には限りがあり、時間は有限だということを。だからこそ大切な人に、大切な気持ちを伝えなければいけないと気付かされました。それから私達は1日の内に必ず「ありがとう」「ごめんなさい」を言うルールを決めました。夫の死から3年後今度は私自身突然歩けなくなりました。第3の転機です。家族を守らなければならない、子供を育てなくてはいけないという思いで家事と仕事に一生懸命頑張っていましたが、無理がたたったのでしょう。ある日仕事に出かけようと洗面所に立った瞬間、「パン!」と衝撃が胸に走りました。大動脈解離になり命が助かるには人工血管に変える大手術をするしかありません。しかも成功率20%あるかないか。幸い10時間に及ぶ手術は成功しました。その結果何一つ自分で出来ない体になってしまいました。一人になって病室の天井を見て泣きました。ある時娘に言いました。「いままで言えなかったことがある。本当はママ大丈夫ではない。ずっと死のうと思っていた。だから死ぬのを許してほしい」。すると娘はケロットして「うん、知っている。ママが死にたかったら死んでもいい」。言われた瞬間私は死にたくないと思いました。実は死にたいという気持ちは、生きたいという気持ちの裏返しで、私を止めて欲しかったんだと気付かされました。娘は続けて「ママがつらいのは知っている。今死なれると私が困る。もう少しだけ私を支えて欲しい。そうしたら今度は私が大丈夫にしてあげる」。この言葉を聞いて、誰の役にも立てない、必要とされないと勝手に思い込んでいましたが、娘からは必要とされていた。もう一度頑張ろうと思いました。するといろんな夢や希望を持てるようになりました。人は何のために生きているのか。それは誰かのために尽くすことだと、歩けなくなって気付きました。私はこれまで生きてきた中で、今が一番幸せです。そのように思えるようになった鍵は2つあります。一つは視点を変えるということ。もう一つはいつでも笑顔でいると脳がプラス思考になるということです。どんなに辛い時も笑顔でいることが大切だと気付きました。
(2)「まもるくん」豆知識 カビにお困りの方に朗報です
カビでお困りの方が多いとTVで知りました。主成分のヒノキチオールは僅かな量でカビ菌の発育を阻止致します。部屋で衣服を干す場合はカビが湧かずにすみます。お試し下さい。