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快適生活研究所情報 2017年5月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)おもてなし日本一加賀屋女将小田真弓さんのお話に感動

創業111年。台湾にも支店を持つ老舗旅館です。宿泊客は年間30万人。最初は12室、30名を収容する小さな小さな旅館でした。それが今では232室、1328名を収容する大旅館になっています。今の女将の小田さんは全くの素人で、大学でご主人と知り合って結婚され加賀屋に嫁がれました。義母の姿から沢山のことを学ばれたそうです。「義母は夜仕事が終わると客室係りの身内が亡くなったと聞くと、通夜に出かけたり、お客様が富山の「立山」というお酒が飲みたいと聞くと、タクシーを飛ばして富山まで買いに出かけたりしていました。お客様のご要望に「いいえ」「出来ません」は禁句、たとえ採算が合わなくても、加賀屋でいい一日を過ごしたお客様はきっといいお友達やお仲間にPRして下さり、その人たちがいつか来て下さると願い、目先の利益よりも将来のお客様を大事にしていました。……義母は、昔お部屋に10回出入りしてサービスしなさいと言っていました。今はプライバシーの侵害だと怒られますから数回にしています。「お客様が望むことをして差し上げなさいといつも言っていました。接客マニュアルはありますが、加賀屋のモットーは「笑顔で気働き」を実践することです。お客様からのクレームについてですが、「実際こちらに落ち度があるわけで、そういうことに気づかせて頂いたと思います。逆に何も言わないで黙って帰られる方は二度と来て下さいません。クレームを言って下さる人、怒って下さる人は本当のお客様というか神様です」。加賀屋発展のきっかけもクレームだったそうです。「昭和50年男性客数人をお迎えし、ご挨拶に伺った時、いきなり「何だこの旅館は。部屋は古くて汚いし、茶碗も欠けている。もう二度と来るもんか」と怒鳴りながら茶托を投げつけられたんです。本当に悔しくて、その場で泣き伏してしまいました。確かに本館の老朽化は一目瞭然でした。主人や義父と相談し、新たな投資に踏み切ることになりました。折角建てるなら斬新な造りにし、なおかつ女性客をターゲットにしようと考えました。能登には輪島塗や九谷焼、加賀友禅といった伝統工芸品が沢山ありますから、日本文化への関心が高く、時間的にも金銭的にも余裕がある50歳前後の女性客に、くつろいでいただけるのではないかと。まさに社運を賭けた莫大な投資でしたが、いざオープンすると連日数多くのお客様に来て頂き、口コミでも広がり大成功を収めました。あの時お客様に設備が古いと怒鳴られ、茶托を投げつけられなければ、加賀屋の今日の発展もなかったでしょう」。 弊社は幸い創業以来品質クレームがありませんが、お客様からの問い合わせには丁寧にお答えし、気付いたことは直ぐに実行しています。

(2)まもる君豆知識 タオルを清潔に

先日NHK「あさイチ」で夫婦別々のタオルを使うという方が意外と多いことを知りました。確かに使っていると臭くなります。その原因は洗濯しても臭いの元である雑菌が取れないからです。番組では臭いをすっきり取るには洗剤と酸素系漂白剤を40度のお湯に入れて、臭いタオルを2時間つけるといいと紹介していました。しかし忙しい主婦にそんな時間はありませんよね。そこでお勧めしたいのは除菌、消臭する「まもるくん」を水4,5L当たり10ml洗剤と一緒に入れて洗濯することです。それでも取れない衣類は一週間毎日このやり方で洗ってみて下さい。効果は直ぐに分かります。お試しください。