快適生活研究所情報 2016年1月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
(1)ミャンマーの民主化に貢献した日本人 井本勝幸氏(ミャンマー政府認可NGO代表)
66年間続いたミャンマー政府と武装勢力との内戦を停戦に導いた一人の日本人がいました。「2011年にミャンマーの少数民族地域に単身で飛び込み、それぞれの指導者を訪ね歩いて、主要な十一少数民族勢力からなる統一民族連邦評議会(UNFC)の創設に力を注ぎました。その上でUNFCを中心に少数民族側の意見を取りまとめ、政府が提示した全土停戦提案に合意できるよう道筋をつけていったんです。・・戦地では死ぬような目にも数え切れないほど遭ってきましたが、お金も家庭も、僧侶の立場もすべて捨てた人間だからこそ、命知らずでここまでやって来られたのだと思います」そう語る井本さん。井本さんは高校時代ベトナム戦争の映像を見て、同じ年齢の子供たちがあんなに苦しんでいるのに、自分は豊かな生活をしている。この差は一体何なんだろうと思ったのが、そもそもの始まりだったそうです。途上国に行こうという思いが募り、それには農業だと考え農業大学に進学。大学を出ると仕事の傍らアジアの国々を中心に難民支援を続けられました。そこで思ったのはカンボジアもタイもミャンマーも皆仏教国ということでした。国際情勢は国家単位で動いているのに、ベースとなる宗教は同じ。それで仏教を学ぼうと思い、叔父が日蓮宗の僧侶だったので、その弟子にしてもらい、28歳で出家し、あるお寺の副住職になられました。その後もボランティアで海外の支援活動を続ける中で、2011年やっとミャンマーに入国することができました。少数武装勢力の一つカレン軍の仲間から凄惨な戦いを見せられ、言葉を失うほどショックを受けます。そういう時、「お釈迦さまの弟子として生まれたのなら、王位を捨てて悟りを求めたお釈迦さまのような人生を生きなければならない」と思い、地位や財産やすべてを捨てて、人の幸せのために生きようと思われたのです。子供さんもいましたので、奥さんに相談したら仰天され、大反対を受けましたが、「悔いのない人生を送りたいから、一度すべて捨てさせてくれ。気の済むまでやらせてくれ」と説得。家族が最低生活出来るお金を残して、ジャングルに飛び込まれたのです。ミャンマーでは、日本人の僧侶として武装勢力のボスに会い説得していかれました。一歩間違えば命が奪われかねない中で交渉を進め、彼らの信頼を得ていかれました。そして政府のアウン・ミン大臣との面会にこぎつけ和平交渉を成立させたのです。井本さんは、支援活動で一番大事なのは信頼関係を築くことだと話されます。それには本音で話すこと。そうすれば胸襟を開いてくれると。
飽食の今の時代に、井本さんのような方が日本から生まれてきたことに、正直驚きます。貧しい人たちに共感し、向き合い、その困難や試練に挑戦し続ける彼の生き方に頭が下がります。
(2)インフルエンザ蔓延の季節が来ました
ノロウイルスが終息すると流行り始めるインフルエンザ。3月までご注意下さい。たびたびご紹介しています通り「まもるくん」は抗ウイルス効果に優れています。早目にお部屋に噴霧して予防されることをお勧めします。一日に三回以上噴霧し、お出かけの折はマスクの内側に噴霧し、帰宅されると手指消毒を十分され、「まもるくん」で口をすすがれることもお勧めします。