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快適生活研究所情報 2015年10月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)異邦人から見た江戸、明治期の日本人に感動

 逝きし世の面影(渡辺京二氏著)に異邦人から見た日本人が描かれています。2ヶ月間に渡りご紹介したいと思います。
 始めて日本に滞在した米国領事ハリスは日記に次のように記しています。「彼らは皆よく肥え、身なりもよく、幸福そうである。一見したところ、富者も貧者もいない。− これが恐らく人民の本当の幸福な姿というものだろう。私は時として、日本を開国して外国の影響を受けさせることが、果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるかどうか、疑わしくなる。私は質素と正直の黄金時代を、いずれの他の国におけるよりも多くの日本において見出す。生命と財産の安全、全般の人々質素と満足とは、現在の日本の顕著な姿であるように思われる」明治期38年間日本に住んだチェンバレンは「この国のあらゆる社会階級は社会的には比較的平等である。・・ 金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。本物の平等精神、我々は皆おんなじ人間だと心底から信じる心が、社会の隅々まで浸透している」と記しています。エドウィン・アーノルドは「日本には礼節によって生活を楽しいものにするという、普遍的な社会契約が存在する。誰もが多かれ少なかれ育ちがよいし、「やかましい」人、すなわち騒々しく無作法だったり、しきりに何か要求するような人物は、男でも女でも嫌われる。すぐかっとなる人、いつもせかせかしている人、ドアをばんと叩きつけたり、罵言を吐いたり、ふんぞり返って歩く人は、最も下層な車夫でさえ、母親の背中で体をぐらぐらさせていた赤ん坊の頃から古風な礼儀を教わり身に着けているこの国では、居場所を見つけることは出来ない」と。イザベラ・バードは明治11年、馬で東北地方を縦断した時のことをこう記している。「その日の旅程を終えて宿に着いた時、馬の革帯が一つなくなっていた。もう暗くなっていたのに、その男はそれを探しに一里も引き返し、私が何銭か与えようとしたのを、目的地まで全てのものをきちんと届けるのが自分の責任だといって拒んだ」新潟県と山形県の県境の悲惨な山の村で、みっともない格好の女は、休息した場所で普通置いてゆくことになっている二、三銭を断固として受け取らなかった。私がお茶ではなく水を飲んだだけだからと言うのだ。私が無理に金を渡すと、彼女はそれを同行の通訳に返した」
 この本の著者渡辺さんはおっしゃいます。「日本人は本来、野生的で無邪気で可愛いらしい民族だということでした」「古事記以来、日本人は汚い心をとても嫌ってきた。神道でいう「清き心、明き心、直き心」これこそが日本人の一番の徳目だと思います」「何かが進歩する時には、必ず何かを失うんですね。昔のものをまるまる保存したまま進歩することはありえない。必ず代償が伴います。」その通りだと思います。しかし私たちのDNAに摺りこまれたこの徳目を、東日本大震災で私たちは何度も目にしたことを忘れていません。

(2)まもるくん豆知識 疥癬は昔から 「まもるくん」なら4週間で

 江戸時代にも貧しい山村では疥癬は流行っていたようです。(1)で登場したイザベラ・バードが福島と新潟の県境の山村で見かけたと記しています。「白くも頭や疥癬やただれ目の子供達が溢れていた」と。
 弊社HPを疥癬で検索する方が多いのに驚かされます。しかしお電話での問い合わせはほとんどありません。残念なことですが、困っているけれど、「まもるくん」の効果が信じられないという方がほとんどだと思います。一度勇気をだしてお試しいただければ幸いです。