快適生活研究所情報 2015年4月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)全盲の弁護士 大湖田 誠氏
日本で全盲の弁護士は3人いらっしゃいます。大湖田氏はそのお一人です。生まれつき強度の弱視で小学校6年生の時に視力を失われました。弁護士を志したきっかけは読書感想文を書くために全盲の弁護士竹下義樹氏の著書「ぶつかって、ぶつかって」を読み感動されたからだそうです。竹下氏は日本で始めて全盲の弁護士になられた方です。
司法試験への挑戦は並大抵のことではありませんでした。まず大学受験があります。慶応大学を受験し、からくも合格。実家から通えないのでお母さんと東京で下宿探しをされました。不動産屋を回った時に、段差があるからとか、火が出たら危ないとか、遠まわしに部屋を貸すことを拒否されました。気丈で明るいお母さんはそれまで子供の障碍を卑下するような態度を一度も取ったことがありませんでしたが、帰り道にポツリと「誠、本当にごめんね・・・」と言われました。「母の気持を思うと何だか私まで泣けてきて、ああこれから生きていくのは本当に厳しいなと痛感しました」大学時代に辛い体験をされています。哲学の時間に先生から「君の点字を打つ音がうるさいから隅っこに席を移るように」と言われました。「皆とやっと同じスタートラインに立てたと喜んだ矢先のことで、本当に涙が出てきました。ところがその瞬間、他の学生が口々に「席を移る必要はない」と声を上げてくれたのです。「彼は仲間なんだから、うるさいと思うならその人が席を移ればいいと。周囲に理解されなかったり、差別されたりすることがどれだけ辛いか。そしてその時に差し伸べられる手の暖かさと共に、誰か一人でも味方がいてくれたらどれほど勇気が湧いてくるか実感しました」大学時代、京都の竹下弁護士事務所を訪れています。竹下氏から「弁護士というのは法律に人格を載せて売る仕事なんだ。だから君もいろいろな経験をして自分を磨きなさい」とアドバイスを受けました。その言葉が大湖田さんの指針になっています。5回目のチャレンジで司法試験に合格されています。「ダメになりそうになった時、自分を支えてくれている人たちを思うと頑張ろうという力が湧いてきます」「今後は依頼者の希望の光になりたいと思います」「これまで障碍があることで辛い体験を沢山しましたが、その中で実感したのは、人は人によって傷つけられることもあるけれど、人によって癒されもするということなんです」体験した方しか語れない心に重く迫る言葉です。ある方が「人間が生きている証は、人のために何か役に立っていることであり、人間の価値は人への愛、思いやりだ」とおっしゃいました。私もそのように生きたいと思います。
(2)まもる君豆知識 集中噴霧がポイント
ある保育園さんにお伺いして総務の方からお聞きしたお話です。この冬2度インフルエンザに掛かった園児が出ましたが、直ぐに手分けして園内を集中して噴霧し、園児に目をつぶらせて頭から噴霧しましたら、2度とも蔓延することはありませんでした。昨年もそうでしたが、「まもるくん」で助かっていますと話されました。
「まもるくん」を1分間噴霧するとほぼ100%ウイルスを不活性化することが出来ます。お困りの介護施設さん、保育園さんは是非お試しください。