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快適生活研究所情報 2013年12月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1) 素敵なクリスマスプレゼント 素直な心を大切に

鈴木先生が小学校5年の担任になった時、一人服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。ある時少年の1年生からの記録が目に停まった。ほがらかで友だちが好きで人にも親切。勉強もよくでき将来が楽しみとある。間違いだ。他の子の記録に違いないと先生は思った。2年生になると母親が病気で世話をしなければならず時々遅刻すると書かれていた。3年生では母親の病気が悪くなり疲れていて教室で居眠りをする。後半の記録には母親が死亡、希望を失い悲しんでいるとあり、4年生になると父は生きる意欲を失いアルコール依存症になり少年に暴力を振るうと書かれていた。先生の胸に激しい痛みが走った。駄目と決めつけていた子が突然深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。先生にとって目が開かれた瞬間だった。
放課後先生はその少年に声をかけた。「先生は夕方まで教室で仕事をするからもしよかったら勉強しない。分からない所があれば教えてあげるから。」少年は始めて笑顔を見せた。それから少年は毎日予習と復習を熱心にするようになった。授業で少年が始めて手を上げた時、先生の胸に大きな喜びが湧き起こった。クリスマス、少年が小さな包みを先生に押し付けてきた。後で開けてみると中に香水のビンが入っていた。お母さんが使っていたものだと分かった。早速それをつけて、帰りに少年の家に立ち寄ると直ぐに飛び出てきて先生の胸に顔をうずめて叫んだ。「お母さんの匂いがする。今日は素的なクリスマスだ」。6年生で担任を外れたが、それ以来少年から時々カードが届くようになった。そこには先生に対する感謝とお母さんのように慕っていると書かれていた。少年はその後奨学金で大学の医学部に進み医者になったが、「父親に殴られた体験から患者さんの痛みがよく分かります」と書かれていた。しばらくして結婚招待状が届いた。そこには「母親の席に座って欲しい」と一行書き加えられていた。 この情報は4年前に一度掲載したものですが、驚くほど反響があり、それで再掲載することにしました。
3年前全国にタイガーマスク運動が起こるきっかけを作られた初代伊達直人さん。この方は3歳で母親を亡くし、実父からは俺の子供ではないと見放され、親戚を転々とし「捨て子」「みなしご」と呼ばれていました。11歳の時預けられた家では「お前がいるから家庭がぎくしゃくする。謝れ。」と言われ、「生まれてきてごめんなさい」と口にした時、「この人生を受け入れよう。大人になったら自分のような子どもの力になろう」と決め、伊達直人に。彼の言葉です。「自分の過去は変えられなくても、子どもの未来は変えられる」今年も児童養護施設にクリスマスプレゼントを届けています。

(2)まもるくん豆知識 疥癬が流行っているのでお気をつけ下さい

昨年末から疥癬の問い合わせが看護師さんやヘルパーさんから寄せられています。六十ハップ(ムトウハップ)が販売中止になったせいかも分かりません。当社のHPに掲載されているまもるくん物語5「カイセンダニを斬る」が物語の中で一番多く検索されています。看護師さんから「疥癬予防のため仕事の前後に体と白衣やロッカーにスプレーしています。お風呂に入れて入浴しています。六十ハップがなくなった今、まもるくんは強い味方です」との声を頂いています。医者にその効果を話しても「それは気のせいでしょう」と一笑されるだけで信じてくれませんとおっしゃっていました。素直な心が大切ですね。