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快適生活研究所情報 2013年9月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1) 声楽家 長野安恒氏の壮絶な人生に学ぶ

世界的な声楽家として海外でも評価を得る長野氏。父親は建設業を営み多くの若い人を抱えるほどでしたが戦後のどさくさの中で小学校の建築を請け負い、直後猛烈なインフレに襲われます。お父さんはどんな事情であれ一旦引き受けた以上はやり遂げると、ありったけの私財を注ぎ込み学校を作り、結果会社は倒産しました。その後家族は屋根瓦もないようなアバラ屋に引越し、明日食べるお米にも事欠く状態になりました。ですから雨が降ると傘がないので学校に行けません。お母さんは自分の金歯を売ってまでしてお米を買おうとしました。そうかといって卑屈にならず人様に後ろ指を刺されないような生き方をしていれば何を恥じることがあると、胸を張って堂々と生きなさいと教えてくれました。長野氏が小学校5年生の時に甲状腺ホルモンが過剰に作られるバセドウ病になり、一日何度食べてもお腹がすき、それでも少し動いただけで目が回るといった有様でした。「その当時はもう地獄で、こんな思いをするなら死んだ方がましだと、神は愛なりという教会に石を投げつけたことがあります。もし神様がいるなら助けてくれと本気で思いました」お腹がすく病気ですから病院食では足りず、3時頃になるといつもおやつをくれるおばさんを探しました。後で分かったのですがその人は掃除に来ていたおばさんでした。おやつがない時はお小遣いをくれました。「今思えばそんな神様の使いのような人に出会えていたのです。・・それから先人達が残してくれた詩に救われました。生きる糧となったのは若山牧水の詩です。「けふもまたこころの鉦をうち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く」。もう一人ロングフェローという詩人に出会いました。「時の砂上に足跡を記せ。それは時間と共に波が消してしまうかもしれないが、あなたと同じように人生の大海原で難破して傷ついた人が、その足跡を見て、もう一度生きる勇気を奮い起す。そのためにあなたは生きているのだ」。これだと思いました。姉は進学を諦めて私達のために働いてくれました。入院中おやつをくれたおばさん。ご主人の倒産で自分のピアノを手放さなければならない時に「未来のある人に」と格安で譲ってくれた方。自宅の部屋を貸すから練習しなさいと言ってくれた方。そういう人たちが懸けてくれた思いの一つ一つが、私にストップすることを許さないのです。自分が辛い思いをすれば有難いと思うようになりました。ああこれで一ついい歌を歌えるかもしれない。辛い人を慰める歌を歌えるかもしれない。せっかく生かされている命ですから、そのことに感謝して精一杯を尽くすことが人としての生きるべき道ではないかと思います」。
今長野さんは、幼い頃の闘病生活での葛藤、その後の数々の試練を経て育まれた心に響く歌を、世界で歌い続け、多くの方々に勇気と励ましを与えておられます。このお話を読んで長野氏が今あるのは立派なご両親がいたからだと思いました。感謝です。

(2)まもるくん豆知識 柔軟剤に気をつけて

先日国民生活センターから「柔軟剤で体調を悪くする人が増えている」との発表がありました。どうやら柔軟剤に含まれている界面活性剤が原因のようです。「まもるくん」をお使いのリピーターさんから「「まもるくん」を柔軟剤の代わりに使って、チクチクすることがなくなり、助かっています」との感想を数多く頂いています。「まもるくん」は界面活性剤を使わず、ヤシ油石鹸を使った乳化剤を使用していますので安心です。一度お試し下さい。