快適生活研究所情報 2013年3月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)八田 與一 日本が世界に誇るべき人
台湾でのアンケート調査によると世界で一番好きな国は日本と答えた人は41%(断トツで1位)、世界で最も親しみを感じる国は日本と答えた人は実に74%にものぼりました。
東日本大震災で一番多くの義援金を寄せてくれたのは台湾でした。理由は何か。その一つに八田與一の存在があると思いました。彼は戦前日本が台湾を統治していた時代に台湾総督府土木部技手となり台湾全島を調査しました。その結果台湾最大の嘉南平原は旱魃と洪水と塩害の三重苦をもたらす不毛の地であり、60万人の住民が飲み水に困っていることを知りました。彼はここを緑野にすべく一大灌漑計画を立案し、総督府に提案しました。その面積は香川県に匹敵し、水源確保のための貯水量1億5千万トンの給排水路を張り巡らせて灌漑するものでした。この途方もない計画に多くの反対がありましたが、上司の支援を得て、ついに2年後34歳の若さで指揮を執ることになりました。彼は完成すれば東洋一の規模になる烏山頭ダムの建設にセミハイドロリックフィル工法を採用しました。これはコンクリートを全体の僅か0.5%しか用いず、大部分を玉石、栗石、砂利、シルト、粘土だけで作るもので、当時この工法はアメリカで数例あるだけのものでした。しかも1億5千万トンの貯水量を得るために、さらに台湾で4番目に大きな川から水を引く工事が必要でした。この川から3.2キロにも及ぶトンネルを掘削する大工事を併せて行いました。この大規模な工事を行うに当ってジャングルを切り開き、常時千人が収容できる日本人村を作り、作業員が安心して働ける環境を整備したのです。そして台湾の人たちを日本人同様分け隔てなく処遇しました。彼がこの工事から手を引こうとしたことがあります。それは事故で日本人、台湾人合せて50数名が死亡した時です。しかし亡くなった台湾の家族がここで止めたら死んだ人間が浮かばれないと嘆願し、彼はそれで再び立ち上がりました。こうして着工から10年を経た昭和5年工事はついに竣工しました。工事費は今のお金で総額7千億円。日本は台湾のためにこれだけの巨費を投じたのです。完成したこの灌漑施設はその巨大さゆえに「嘉南大」と命名されました。八田は「嘉南大の父」として地元の人々の心に永遠に刻まれました。終戦翌年昭和21年工事に携わった人々が浄財を募り彼の銅像を建立しました。台座の上に作業着を着て腰を掛け、はずかしげに右手を頭に置いた地味な銅像です。彼はこの大事業を成し遂げた後、昭和17年新たな赴任地に向かう途上乗船した船が米潜水艦に魚雷攻撃を受けて亡くなります。享年56歳。3年後烏山に疎開していた妻がダムに身を投じます。銅像の後ろに夫妻のお墓があり、今も現地の人たちが大切に守ってくれています。一度この地を訪れてみたくなりました。
(2)まもるくん豆知識 ご家庭の常備品としてご利用下さい
中国の大気汚染には正直驚きました。日本にも昨年から影響が出始めているそうで、既に基準値を超えた日が何日もあったそうです。インフルエンザ、花粉症の予防と併せて、マスクの内側に「まもるくん」を噴霧して外出されることをお勧めします。それと度々テレビで取り上げられていますが、歯周病の怖さです。驚いたことに日本人の50%、30代以上では80%が歯周病だそうです。口の中がネチャネチャする原因の多くも歯周病だそうです。歯周病の恐ろしさは、糖尿病、心臓血管疾患、骨粗しょう症、肺炎、感染症心内膜症炎などなど。歯周病になると、ぼけやすいとも言われ、認知症の人は痴呆が進行すると言われています。歯周病は「万病の元」とは言えないまでも、想像以上に恐ろしい病気です。予防は丁寧な歯磨きだそうです。食後の歯磨きの後、帰宅した時の手指消毒と共に「まもるくん」で口をすすぐことをお勧めします。除菌力が高いのでほんの僅かな量でOKです。(大腸菌にも100mlに0.32mlで除菌します)「まもるくん」は名二塁手です。「まもるくん」があれば痒い時、痛い時、臭いが気になる時、そしてゴキブリなど害虫が出始めたらご利用下さい。