快適生活研究所情報 2013年1月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
(1)お父さんは月光仮面、お母さんはマザーテレサに
やくざの女房から弁護士になり、大阪市の助役も勤められた大平光代さんと中村学園大学教授の占部賢志さんの対談の中で感動したお話をご紹介したいと思います。お二方とも大きな社会問題になっている「いじめ」に取り組んでおられます。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、幼少期に人格の根っこが形成されると言われています。その実例を大平さんが話されました。
「これは以前、強盗致傷罪で担当した少年の話です。彼は小さい頃、お父さんについてタバコ屋さんに行きました。その時、5千円札1枚出したところ、おつりとして8千円と小銭が返ってきた。「お父さん、おつり多いやんか。おばちゃん、間違えてはるで」と言うと、お父さんは彼を殴りつけ、「余計なことを言うな。黙ってたら分からへん」と言い放ったそうです。ちなみに、お父さんのこの行為はつり銭詐欺で刑法上の罪に問われます。この経験が少年の人格の根っことなって、後に彼は万引きを繰り返し、最後はひったくりを行って被害者が怪我を負ったために「強盗致傷罪」に問われました。お父さんは「お前には十分に小遣いを与えていたはずだ」と怒りをぶちまけていましたが、もともとは、「バレなければいいんだ」と、自分が5千円をごまかそうとしたことがきっかけなのです。」
占部さんがそのお話を聞いて思い出したエピソードを紹介されました。
「大阪大学医学部の玉井克人先生は「表皮水疱症」の専門家で、この病気は全国で数百名ぐらいの難病中の難病と言われています。(中略)夜寝返りを打つだけで、皮膚がずれて破れてしまう。ですから、いつも水疱ができるので、それを一つ一つ専用の針で潰し、軟膏を塗らなければならないそうです。これを朝夕2回やるんです。そういう難病です。玉井先生はこの研究と治療をずっと続けてきて、信じられない現象に気づくんですね。それは、この難病を背負っている子供たちが一人の例外もなく、いつも皆笑顔で実に明るいというのです。あれだけの難病、しかも激痛と闘っている。いつ治るかも分からないのに、なぜこんなに明るく、逆にこちらが癒されるような笑顔を見せてくれるのか、不思議でしょうがなかった。ところが、その理由が分かったそうです。それは母と子の触れ合いによって活性化される「スキンシップ遺伝子」の働きなのだというのです。要するに生まれた瞬間から、朝夕2回、母が水疱を潰して、全身に手のひらで軟膏を塗ってやるでしょう。その母の手のひらが遺伝子に働きかけ、情動の発達を促して、あの優しい笑顔を生み出していたというのです。」
(2)アメリカからスーパー南京虫上陸
NHKのクローズアップ現代で紹介されて驚きました。それというのも数日前にお得意先から「南京虫」のお話があり、「まもるくん」でなんとかならないかと問い合わせがあったばかりだったからです。南京虫とは床ジラミの一種で、人間の血を吸い、5〜7mmもある大きなシラミです。製造元にお聞きすると「床ジラミなら忌避できるが、番組で紹介されていたあらゆる殺虫剤が効かないスーパー南京虫にその効果があるかどうか。忌避できるとは思いますが。」とのことでした。恐らく番組で取り上げたのはこれから日本で流行る可能性が高いと判断したのではと思います。お気をつけ下さい。