快適生活研究所情報 2012年9月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)宇宙を探ると見えてくるもの 月間致知より
理学博士で鈴鹿短期大学学長の佐治晴夫先生の話に驚嘆し感銘を受けた。その一部をご紹介したい。「月の引力の影響で引き起こされる1日2回の潮の満ち引きが、地球の自転にブレーキをかけていて、後1億年後に自転が止まってしまう。」その時は生きていませんので深刻に受け止めませんが。「米国宇宙探査機ボイジャーは今も飛び続け、現在地球から200億キロの位置にいる。半年に1回交信され、2020年まで交信可能。」それにしても科学技術の進歩は凄い。さて、無とは何か?と聞かれると、ほとんどの方は何もない状態と答えるでしょう。先生はそうではなくて「ない」という状態があるということと説明される。物理学で定義すると「エネルギーがなくて、質量もない」ということだそうだ。そして時間も空間もない状態が「無」だと。「月を見る人がいない時に、月はあると言えるのか」禅問答みたいな質問ですが。「何にもない状態というのは我々の認識外の話で、そこには「ゆらぎ」によって変化が生じると何かが生まれたように見える。これが宇宙の始まりである。」と。「宇宙研究で分かったことだが、宇宙は驚くほど上手く出来ている。完璧に整合性がとれている。仮に重力定数が3%狂うと、それだけで全てのものが成り立たなくなる。宇宙の中にあるプラスとマイナスの電気の量はほとんど同じ。これも仮に7%ずれが生じると宇宙は壊れてしまう。つまり絶妙な均衡の上に我々は生きている。水は水で出来ているのではなく水素と酸素から出来ている。我々は焼けてしまえば真っ黒な炭素の塊になる。その炭素はなぜ地球上に存在するのか。その過程を遡ると、そこに超新星爆発が必要になる。さまざまな事象を勘案すると宇宙の誕生から最低でも100億年くらいは経っている必要がある。そう考えると自分は自分ひとりで生きているのではなく、あらゆるものによって生かされていると感じざるを得ない。宇宙に存在するあらゆるものが根底で結ばれているということ。」遺伝子工学の世界的権威村上和雄先生は「全ての生き物が同じ遺伝子暗号を使っていることから、生き物全てが繋がっていると言える。僕たちの体は全部宇宙で出来た元素で構成されている。例えばビッグバン直後に生まれた水素原子が長い年月を経て、僕たちの体の一部をなしているわけで、我々の体は宇宙のひとかけらといってもよい。体というのは宇宙からの借り物。生き物は死亡率100%だから、寿命が尽きたら全部お返しする。そうすると貸主は誰かということになる。僕はサムシング・グレートと言っている。僕は魂が借主であるとにらんでいる。魂の問題を解決できないと、死の問題も解決できない。」と。佐治先生が最後に「生き方が死に方そのものだと思います。」と話されていたのが印象的でした。
(2)まもるくん豆知識 感染症は季節を選びません
北海道の特養でO―157が発生し7人の方が亡くなられました。感染してから2日から7日後に腹痛、下痢などを起こし、続いて血便が見られることが多いそうです。抵抗力がない幼児やご老人の方は特に気をつける必要があります。他の感染症予防同様手洗いの励行が欠かせません。同時に厨房や食器の除菌、食品の衛生管理が大切です。厨房の除菌・手指消毒に「まもるくん」をお使いになることをお勧めします。