快適生活研究所情報 2009年03月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)人間の幸せって、仕事に携わること
昨年秋からアメリカ発の急激な景気の落ち込みから、契約社員の中途解雇をはじめ労働環境が著しく悪化しています。約14兆円のグループ内部留保を持つあの世界企業も右にならえ?です。国際競争力という美名の元で、2001年から労働分配率は下がる一方でした。国際競争力で大切なのは人間だという根本をすっかり忘れているのではないでしょうか。
渋沢栄一賞を受賞された日本理化学工業は全従業員の7割にも上る知的障害者を雇用しています。大山泰弘会長さんが障害者の雇用に迷った時ある住職に教えられたことがあります。「人間の究極の幸せは4つある。愛されること。人に褒められること。人の役にたつこと。人に必要とされることです。そして、愛されること以外の3つは、社会に出て働いてこそ得られるものです。」職を奪うことは社員の幸せを・・・。
(2)64年前、私達の先達は敗戦から立ち上がりました
私が5,6歳の時の話ですが両親と広島に向かう列車(蒸気機関車C−72)の中で、身寄りのない孤児たちが食べるものを求めて席を回ってきたのを今でも鮮明に覚えています。「おばちゃん おにぎりちょうだい。」母や周りの人たちが少しずつ分けてあげていました。
先日ラジオで聞いた靴磨きの少年の話を紹介します。 その少年の前に駐留米兵が座り靴を磨くよう頼みました。「君は何歳なの」「5歳です」「お父さんやお母さんはどうしているの」「二人とも戦争で死んだ」米兵は可哀想に思い、「僕のお昼のお弁当、半分上げるから食べなさい」と言ってサンドイッチを少年に分けてあげました。少年は「有難う」と受け取ると大事そうにしまいこみました。それを見て米兵は不思議に思い「何故食べないの。お腹が空いているだろう。」と尋ねました。少年は「妹に食べさせたいから」と答えました。米兵が「妹さんはいくつ?」と聞くと「3歳です」と答えが返ってきました。米兵はこれを聞いて日本の復興は早いと確信したそうです。
今ではとても考えられないことですが当時何処の家でも食べるのがやっとでした。幼い頃の写真を見ると、栄養失調で鼻水を垂らした子供が沢山写っています。鼻を拭くせいで男の子の上着の袖はテカテカに光っています。当時お米は配給でした。米穀通帳で受け取るのです。時々水あめの配給があり楽しみでした。またおやつに母親がお米を持ってポンポン菓子にしてもらうこともありました。そういう物のない時代でしたが両親は「人様に迷惑をかけてはいけないよ」と口やかましく言っていました。物が有り余る昨今社会のルールが平気で踏みにじられています。「衣食足りて礼節を知る」という諺がむなしく聞こえます。「人倫の大本は夫婦にある」と福沢諭吉が述べています。家庭という原点にもう一度立ち返り、子供たちに日本人の誇り、大切なことを伝えていかなくてはなりません。
(3)新商品情報 京の雪肌せっけん650ml は人にやさしい
2月の新商品です。発売前に約2ヶ月間使ってみました。シルクのようななめらかな泡立ちがあり、使い心地がとてもいいです。多機能保湿成分が入っているのでしっとりとした潤いを感じます。また防腐剤が入っていませんので安心してお使い頂けます。