快適生活研究所情報 2008年09月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
(1)58歳で歌手デビューした秋元順子さん 頑張って
夕方テレビを見ていて、年配の女性歌手の歌声に思わず心がうずきました。
後で調べると秋元順子さんという方で、歌っていた曲は「愛のままで」。早速近くのレコード店でゲット。何度聞いても心にしみ、あくことがありません。
私が感動した歌詞の一部をご紹介します。
ああ この世に生まれ めぐりあう奇蹟 全ての偶然が あなたへと続く
そう 生きてる限り ときめきを投げかけて 愛を愛のままで 終わるように
この歌10万枚を超えるセールを記録しているそうです。彼女の夢は紅白歌合戦に最年長出場することだとか。きっと叶うと思います。
(2)霧笛荘夜話 平成の泣かせ人 浅田次郎著
暗い運河のほとりにこの奇妙なアパートが建っている。6つ部屋があり、どこか浮世離れしたような人たちが暮らしている。誰一人としてありふれた人生を歩んではいない。しかし自分のことには無頓着で、自己犠牲を何とも思っていない人たちである。中でも私が一番感動したのは鉄夫というヤクザである。兄貴分の殺しの罪をかぶり4年間服役していたが、人がいいせいかハクがつくどころか後輩たちにもバカにされ、それでも男の見栄を張り続ける。金がなくなるとヘルメットをかぶりノミとハンマーを握って貨物船の腹に吊り下がり、藤壺を叩き落す日雇い労働者(カンカン虫)になる。同居する四郎という若者(プロバンドを目指して家出同然で上京してきたが仲間と別れ日雇いをしながら演奏活動をしている)に演奏会の券を頼まれる。初めはけんもほろろに断ってしまうが、工事現場で腰をふらつかせながら泥まみれで働く彼の姿を見て男気がむらむらと湧き50枚の面倒を見る。やっとの思いで売りさばき「あいつの晴れ舞台だから拍手の一つもしてやろう」と最後の1枚を持って会場に。絶叫する若者たちに混じって不恰好な姿で作業靴を踏みならし、豆だらけの手を叩きながら「わあわあ」と泣く鉄夫の姿に私は胸が締め付けられる。そして四郎が金欲しさから、あろうことか自分が断った覚せい剤の運び屋を、それとも知らず引き受けたのを知り、受け取り場所に「絶対に来るなよ」と言いおいて替わりに赴き現行犯で逮捕。何もかも承知で汚れ役を引き受ける「おばかさん」ヤクザにほろりと涙する。ここに登場する6人全てが今で言う負け組みの人たちである。だがお金は二の次で周りの人たちをさりげなく思いやりながら生きている。アパートの管理人が言う。「みんないいやつだった。確かに無一文で偏屈でちょっと頭がおかしかったけどね。でも世の中の上と下をひっくり返したら、どいつもひとかどの人物にはちがいない。あんたも人間を馬鹿にしちゃいけないよ。馬鹿なやつほど馬鹿力を持ってるもんだ。利口なやつにはそれがない」
(3)MAMORUKUN豆知識 まもる君の乳化剤
最近まで「まもる君」の乳化剤はクルミと思い込んでいましたが、植物性ヤシ油石鹸だと分かりましたので訂正させて頂きます。乳化剤とは水と油のように本来混じり合わないものを融合させるものです。ほとんど界面活性剤が使用されています。これにはタンパク質を破壊する作用があり、肌荒れの原因になると言われています。