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快適生活研究所情報 2008年04月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)癌治療についての誤解

先日ラジオを聞いていましたら東大医学部の中川恵一先生が癌の治療方法について大変興味深いことをおっしゃっていました。以下その一部をご紹介します。
最近の日本人は2人に一人は癌になり、3人に一人は癌で死んでいます。癌は生活習慣病のようになっているので、ならないためには塩分を控える、タバコを吸わない、少し運動をすることを心がけてください。特に食生活が癌になりやすくなっています。肉食を主にするとコレステロールを増やし、性ホルモンを高め、男性なら前立腺がんになりやすくなります。出来るだけ塩分の少ない和食を頂くよう心がけて下さい。日本人は癌になったら即手術と考えています。胃癌中心の対応でこうなったと思いますが、それ以外は放射線治療でよくなります。アメリカなどは日本と全く逆で8割の方が放射線治療です。私は患者さんの意向を大事にして治療方法を考えるように心がけています。セカンドオピニオン(他の医師の診断を受け意見を聞く)は大事です。

(2)癒しのピアニスト 遠藤郁子さん

29歳で38歳年上の作曲家と結婚した遠藤さんは数年後ピアノ演奏のかたわらご主人の介護をすることになりました。日に3,4時間の睡眠と週4回の演奏活動に疲れ、ストレスから乳がんになり、これで死ぬかもしれないと思った時、18年間介護してきたご主人と離婚することを決意し、癌との闘いを始めました。病院のベッドでまどろんでいる時、たびたびショパンの夜想曲の悲しい調べにのって白い足袋がすり足で近づいてくるのを見て、私もついに発狂したかと思われたそうです。それは木曽義仲の死に後を追うことを許されなかった巴御前の無念を描いた能「巴」の白い足袋だと後で知ることになります。ショパンは肺結核を患い喀血を繰り返し39歳でなくなりますが、「彼もあの世の音を聞いていたに違いないと思い彼の全曲を見直しました。すると日本の謡曲に共通するものがあることに気が付きました。この体験をもとに能とショパンのピアノ曲を合体させた演奏会を開きました。これが彼女のピアニストとしての再出発になったのです。「癌になって思ったことは『人間本来無一物』ということです。裸で生まれ、一人で死んでいく。体も借り物。死ねば体もなくなると思うようになり、すごく心が楽になりました。癌は神様からのいただきもの、いのちの恩人かもしれないと思えるようになりました」。彼女のCDを聞いて松本サリン事件で被害を受けた河野さんの奥様は意識がないはずなのに「怖い、痛い」とつぶやかれたそうです。それを機に彼女は「癒しのピアニスト」と呼ばれるようになりました。祈りは必ず叶えられると信じ、魂を込めて彼女はピアノを弾かれます。彼女の生演奏を一度お聞きしたいですね。

(3)MAMORUKUN豆知識 感染症予防に活躍中

今高齢者施設や保育園さんでノロウイルスの二次感染予防に活躍しています。インフルエンザについても入院する方が随分減りましたとか、感染者がなくって喜んでいますとの評価を頂いております。