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快適生活研究所情報 2007年03月号

経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します

経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い

(1)暖かい冬の後が怖い

地球の温暖化を身近に感じるようになりました。最近テレビでゴア前米国副大統領が警鐘を鳴らしておられるのを拝見しました。国連と科学者で作る「気候変動に関する政府間パネル」によると過去100年で世界の平均気温が0.74度上昇したそうです。有名な氷河が溶け、南極、北極の氷河にも影響が出始めています。このまま進むと今世紀末までに平均気温が6.4度上がり、北極と南極の海氷は減り続け、今世紀後半には北極圏の海氷が姿を消し、海面も59cm上昇すると予測しています。今世界が真剣に環境保護に取り組まないと手遅れになりかねません。買い物の時にもらうビニール袋1枚作るのに、さかずき一杯程度の石油が必要なのをご存知でしょうか。世界のビニール袋を節約すれば琵琶湖1杯分の石油が助かるそうです。百の議論よりも自前の買い物袋を持ってスーパーに出かけることが大切だと思うのですが、如何でしょうか。

私たちの「いのち」と「こころ」を育む自然を大切にしたいものです。

最後に皮肉な小話をご紹介します。神様に「環境を良くするにはどうすればいいでしょうか」と尋ねました。すると神様は迷いなく人を地球上から取り去りました。

(2)永井隆博士 生誕100年

藤山一郎さんが歌って大ヒットした「長崎の鐘」。♪こよなく晴れた青空を 悲しと思うせつなさよ♪ で始まる名曲です。この歌の主人公が永井隆博士です。今年生誕100年を迎えられます。博士は島根県出雲市の近くで生まれ、神道を奉じる医者の家庭で育ちました。1932年長崎医大を主席で卒業し、最後は長崎医大の教授、放射線学科部長を勤められました。7万2千人が犠牲になった長崎原爆。永井隆博士も最愛の妻緑さんを亡くされました。

♪召されて妻は天国へ 別れて一人旅立ちぬ かたみに残るロザリオの 鎖に白きわが涙♪ 緑さんは台所で料理をしている時に亡くなられました。博士は46年原爆症で倒れ、ベッドの中で原爆症の研究と執筆活動に専念されました。48年2畳一間の如己堂を作り二人のお子さんと共に短い生涯をここで過ごされました。如己堂とは「己の如く人を愛せよ」というキリストの言葉から命名されています。この庵から『ロザリオの鎖』『この子を残して』始め数々の名作が発表されます。『この子を残して』の中の一文を紹介します。

「私が眠っていると、カヤノは落ち着いてほほをくっつけている。ほほは段々あたたかくなった。何か人に知られたくない小さな宝物をこっそり楽しむようにカヤノは小声で「お父さん」と言った。それは私を呼んでいるのではなく、この子の小さな胸の奥におしこめられていた思いがかすかに漏れたのであった」。

彼の作品は世界の人々の胸を打ち、国内外に広く知られるようになります。天皇陛下やヘレン・ケラーさんも見舞いに訪れました。彼は生涯誰にもアメリカに対する恨み言を言われませんでした。

(3)MAMORUKUN豆知識はMAMORUKUN物語を連載しておりますので、その間お休みします。弊社HP(http://www.kaitekiseikatsu.co.jp/)をご覧下さい。

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