快適生活研究所情報 2007年01月号 |
経営姿勢:当社は「いのち」と「こころ」を大切にする経営に徹します
経営理念:信頼のネットワーク、人に優しい天然素材で快適生活のお手伝い
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
(1)年賀状について思う
虚礼を廃止すべしと言う声を最近聞かなくなってきました。確かに仕事上で儀礼だけの賀状もあります。私の場合、出す大半は恐らく二度と会わない方です。だからこそ年に一度の年賀状で、お顔を思い出しながらお元気でお過ごしであることを確かめるのはすごく意味のあることだと思っています。私は宛先とお名前は直筆で書き、ワープロで打たれた文章に一言付け加えるように心がけています。
(2)松森果林さん 感音高度難聴障害を生きる
聴覚障害者の松森果林さん。小学校4年生の時に突然右耳を失聴、その後高校卒業までに左耳も進行性難聴でほとんど聞こえなくなりました。その時彼女は泣かないで冷静に両親に話そうと思いながら、やはり涙があふれてどうすることも出来なかったそうです。泣きながら両親に耳が聞こえないことを話すと、お父さんは「お父さんはお前に変わってやりたい。だけどお父さんが同じ立場だったら乗り越えるぞ。」と励ましてくれました。高校に入って担任の先生から障害者として認めてもらったらいいじゃないかと言われた時、すごく心が傷つき、そのまま大雪の中を外に駆け出して倒れ、意識を失いました。彼女はこのまま死にたい、死ねばいいと願いました。でも死ねなかった。奇跡的に息を吹き返したのです。その時彼女は「生かされている」と思ったそうです。その後その先生から「松森さんが障害者でもあなたの価値は何も変わらない。」と言われて、やっと傷ついた心が癒されました。自分で障害を受け入れたのは大学に進み周囲にいる同じ障害者と接するようになってからだそうです。大学でバリアフリー、ユニバサルデザインを学び、今それをライフワークにされています。良い伴侶にめぐり合い、小学生の男のお子さん(空ちゃん)がいらっしゃいます。我が子に手話で最初に覚えて欲しかったのは「一緒」という手話だったそうです。お母さんはいつもあなたと一緒だよ。お食事も、お風呂も一緒にね。もう一つ大切なことをおっしゃっていました。その方が両親と共に大学の面接を受けに行った時に、その先生が自分の目を見ながら話をしてくれたことに感動したそうです。耳が聞こえないので、どこに行っても相手は必ず両親に話をするのが普通だったからです。なるほど。本当の優しさってそういうことなんですね。
世の中には素晴らしい方が沢山いらっしゃいます。逆境をものともせず前を向いて生きておられます。必ずその方は生死に関わるような大きな試練を乗り越えています。そして親身になって助ける友がいます。だから人に対して優しいのですね。
(4)MAMORUKUN豆知識はMAMORUKUN物語を連載しておりますので、その間お休みします。弊社HP(http://www.kaitekiseikatsu.co.jp/)をご覧下さい。
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